西日本豪雨、農林水産の被害72億円 農相「まだまだ大きくなる」

 斎藤健農相は10日の閣議後の記者会見で、西日本豪雨などに伴う農林水産関連の被害額が72億円になったと明らかにした。人命救助を優先しており農業関連の被害把握は一部にとどまっているとして金額は「まだまだ大きくなる」との見方を示した。

 ため池が7カ所で決壊。農相は「決壊が、ため池の管理に起因するものか早急に現地調査や分析をする必要がある」と話した。

 集計は西日本豪雨直前の台風7号などの影響も含めた。9日午後時点では山林の荒廃などで25億8千万円だった。