【Q&A】米中貿易戦争、日本への影響は? (1/2ページ)

北京の人民大会堂で中国の習近平国家主席(奥)と歓迎式典に臨むトランプ米大統領=2017年11月(共同)
北京の人民大会堂で中国の習近平国家主席(奥)と歓迎式典に臨むトランプ米大統領=2017年11月(共同)【拡大】

 経済規模で世界1位と2位の米中両国の通商摩擦が新たな段階に突入している。両国は6日、互いの製品に大規模な追加関税を発動。二大経済国の「貿易戦争」への発展が危惧されている。今後の見通しや日本経済への影響などをQ&A形式でまとめた。

 Q 米中による通商摩擦の発端は

 A きっかけは「米国第一主義」を掲げるトランプ米大統領の誕生だ。米国は底堅い経済成長を背景に輸入が増加し、モノの貿易赤字が2017年に前年比約8%増の7956億ドル(約88兆円)に達した。このうち中国に対する貿易赤字は全体のほぼ半分に相当する3755億ドル。貿易赤字の削減を目指すトランプ氏は3月、安全保障が脅かされるとして中国を主なターゲットに、鉄鋼とアルミニウムに高関税を課す輸入制限を発動。これに対し中国も報復関税を課した。

 Q 6日に米中は相互に追加関税を発動した

 A 両国は5月以降、閣僚級の会合を3回開いて歩み寄りを模索したが実現しなかった。巨額の対中貿易赤字にいらだつトランプ米政権は知的財産権の侵害を理由に約340億ドル(約3兆8千億円)相当の中国からの輸入品に関税を25%上乗せし、中国も同規模の報復関税を発動した。米国は中国のハイテク分野など818品目、中国は米国産牛肉や自動車など545品目を対象にしている。

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