【専欄】「代表チーム以外、全てが参加」ロシアW杯で目立った中国 (1/2ページ)

日本ーセネガル戦が行われたスタジアムにも、中国企業の広告が出されていた=6月24日、エカテリンブルク(甘利慈撮影)
日本ーセネガル戦が行われたスタジアムにも、中国企業の広告が出されていた=6月24日、エカテリンブルク(甘利慈撮影)【拡大】

  • 1次リーグD組のアルゼンチン-アイスランド戦を控えるスタジアムを訪れた中国のサッカーファン=6月16日、モスクワ(ロイター)
  • 日本ーセネガル戦が行われたスタジアムにも、中国企業の広告が出されていた=6月24日、エカテリンブルク(甘利慈撮影)
  • 日本ーセネガル戦が行われたスタジアムにも、中国企業の広告が出されていた=6月24日、エカテリンブルク(甘利慈撮影)

 その昔、私はキャスター久米宏さんの大ファンだった。久米さんのコメントが楽しみで、毎日ニュース番組を見ていたが、そんな“神MC”が中国にも現れた。中国国営中央テレビキャスター白岩松さんである。

 その白さんが、サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会でさらなる注目を浴びている。動画共有サイト・優酷特別番組「白看世界杯(白が見るW杯)」において、金言・名言を頻発し、視聴者からは「国家級名言作者」「W杯コメント王」などと、絶賛されているのである。

 白岩松W杯ショータイムはこの言葉から始まった。

 「ロシアW杯で、中国は代表チーム以外、全てが参加している」。つまり、「中国人は参加国のスペインやイングランドを上回る4万人がチケットを購入した。これは世界で9番目である」「中国企業が投じた広告費は8億3500万ドル(約943億円)で、米国を上回る額になった」わけで、「代表チーム以外、中国のあらゆる要素が、ロシアW杯に出現」したと言うのである。「まさに民間交流の密度の濃さが見て取れる」という風刺は、痛いところを突いているが、多くの中国人が共感した。

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