シラスウナギ、密漁・無報告? 日本国内で採捕された稚魚、4割の出所が不明 (2/2ページ)

 密漁や無報告は、シラスウナギの資源量が減って価格が高騰する中、犯罪の温床や適正な資源管理の妨げになっていると指摘されている。

 水産庁は、ウナギ資源の減少を受け「池入れ量管理に見合った採捕の制限、報告の義務付けなどを通じて国内の資源管理を行う」と、漁業者に正確な漁獲量の報告を求めている。

 シラスウナギをめぐっては、台湾から違法に持ち出したものが香港経由で日本に輸入されている疑いもあり、国内採捕分と合わせ、日本の養殖池に入れられる6~7割程度に違法漁獲の可能性があるとの指摘が出ている。