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「某中国人が日本で失業してしまった。日本の友人に職探しを依頼したのだが、その途端、友人関係が断たれてしまった」 「別の中国人は、ある時手元不如意の事態に見舞われ、日本の親しい友人に今月だけ家賃を立て替えてくれないかと頼んだ。友人は黙って支払ってくれたが、その後関係が途絶えてしまった」
裏を返せば、中国人の場合、職探しもお金を貸すことも、親しい友人の間であれば、当然の行為と考えるのである。
中国人の友人関係とは「苦楽をともにすること」で、友人が苦境に立たされたら全力で救いに行く。中国人と対峙(たいじ)する際、場合によっては、その友達全てが関わってくることを忘れてはならない。平凡な一般庶民でも、幼なじみに、中国社会に強い影響力を持つ人物がいるかもしれないのである。
小学4年生2人の二人展「発小児」に集まったのは、同じ幼稚園で過ごした幼なじみたちと保護者である。彼らは中学・高校・大学と、それぞれ別の道を歩むだろう。何人かはすでに海外留学を予定しているという。たとえ違う人生を歩んでも、幼なじみの絆は最強であり、永遠に途絶えることはない。