【専欄】共産党、「習近平時代」の変化 中央組織部の公表データから探る党員構成 (2/2ページ)

※画像はイメージです(Getty Images)
※画像はイメージです(Getty Images)【拡大】

 党員の内訳を見ると、男性優位は変わらないが、女性の比率が徐々に増えている。12年末は全体の23.8%だったが、17年末は26.7%である。新しい入党者だけを見ると、現在、約4割が女性で、女性比率を意図的に増やしているものとみられる。

 職業別では、労働者の党員は12年末には725万人だったが、17年末には665万人に減っている。農・牧・漁民の党員は2535万人から2550万人に増えたものの、増加率はわずか0.6%でしかない。

 党員全体に占める労働者の比率は習近平時代の5年間に8.5%から7.4%に低下し、農・牧・漁民の比率は29.8%から28.5%に低下している。労働者と農・牧・漁民を合わせても全体の36%でしかない。

 改革開放時代の市場経済化に伴って、社会全体の職業構成は大きく変化しており、党員の構成が変化するのも必然である。かねてから指摘されているように、中国共産党はもはや労働者や農民の党ではないのである。(敬称略)