水漏れ源を特定できず 宇宙基地の日本実験棟

 国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」内で、温度調節システムの故障によるとみられる微量の水漏れが発生している問題で、ステーションの管制関係者は「問題発生から3週間以上たっても水漏れ箇所の特定に至っていない」と語った。インタファクス通信が9日、報じた。

 最近数日間の水漏れ量は1日当たり20ミリリットル程度だが、その水が多数の水滴となって実験棟内に入り込んでいるという。

 ステーションには現在、6人の宇宙飛行士が滞在中で、漏れた水をタオルやティッシュで除去する作業を余儀なくされている。地上の管制室とも協議しながら問題解決に当たっているという。(共同)