GDP半年ぶりプラス成長 「いざなみ景気」超え期待も貿易摩擦リスク (2/2ページ)

トヨタ自動車元町工場の生産ライン。好調な設備投資が日本経済を押し上げる=愛知県豊田市元町
トヨタ自動車元町工場の生産ライン。好調な設備投資が日本経済を押し上げる=愛知県豊田市元町【拡大】

 “戦後最長景気”の達成に立ちはだかるのが米国発の貿易摩擦だ。トランプ米政権が3月に発動した鉄鋼・アルミニウムの追加関税に加え、輸入車へも対象拡大を検討しており、自動車業界からは「発動されると影響は非常に大きい」(トヨタ自動車の白柳正義専務役員)。鉄鋼業界からも「影響が大きく、先行きを懸念している」(新日鉄住金の宮本勝弘副社長)との声が上がる。中国との報復関税の応酬や対イラン制裁の復活も世界経済に冷や水を浴びせかねない。国内では異例の猛暑による外出控えが景気を冷やすとの見方もある。

 米ワシントンでは9日(現地時間)、日米の新たな閣僚級貿易協議が始まった。秋の中間選挙に向けて実績づくりを急ぐトランプ政権に日本が防戦一方となれば、景気の雲行きも怪しくなる。(桑原雄尚)