経産省、「自動運転」「空飛ぶ車」推進 19年度施策の柱の一つに

 経済産業省がまとめた2019年度の産業や通商分野の主要施策案が13日、分かった。データの利活用を柱の一つに掲げ、自動運転技術や空を移動できる「空飛ぶ車」の開発を後押しする。引き続き自由貿易体制を推進するほか、西日本豪雨のような大規模災害への対応も強化する。必要な予算を19年度予算の概算要求に盛り込む。

 産業施策では、開発に向けたデータ活用のために必要となる人材育成をカリキュラムの策定などを通じて支援。モノのインターネット(IoT)や人工知能(AI)など先進のITを手掛けるベンチャー企業を資金や制度面で支え、事業育成を目指す。

 また、中小企業の生産性向上につなげるため、IT機器の導入を急ぐ。

 通商戦略では、欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)や米国を除く環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)など多国間の貿易枠組みの整備を進め、保護主義的な動きに対抗する。

 大阪北部地震や西日本豪雨を受け、災害時に企業活動を早期復旧するための手順を定めた事業継続計画(BCP)の策定を推進。電気やガスなどのインフラ被害や復旧対応を検証し、災害対応能力を強化する。