海水浴場の危険をAIが判断、スマホなどに通知 千葉で実証事業 (2/2ページ)

離岸流を検知するために試験的に設置したカメラ=11日、千葉県御宿町の中央海水浴場
離岸流を検知するために試験的に設置したカメラ=11日、千葉県御宿町の中央海水浴場【拡大】

 本年度中にデータの蓄積や分析を進め、最終的にはAIの情報を周囲のスマホやスマートウオッチ、大型モニターに送り、海水浴客に注意を喚起する計画。巻き込まれた人の救助時間も約4分間短縮できる見込みで、離岸流による事故の半減を目指す。

 同協会の中山昭事務局次長は「人の力で全ての海水浴場を監視するには限界がある。AIが監視業務の負担軽減につながれば助かる」と話す。

 日本生産性本部のレジャー白書によると、国内の海水浴客(推計)は08年が約1890万人だったが、娯楽の多様化などで17年には660万人と激減。御宿町の調査でも約46万人が約6万人に減った。

 町の担当者は「海が好きなリピート客も根強くいると思う。安全な海洋レジャーを実現し、客の増加を目指したい」と期待している。