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10年後の自動車は一体どのような姿になっているだろうか。「モビリティー革命」と言ってもよいほどの急激な変化によって、われわれが長い間慣れ親しんできたエンジン車とは似ても似つかないものになっていることだろう。しかもそうした動きを先導しているのが中国であることに、改めて驚かざるを得ない。(拓殖大学名誉教授・藤村幸義)
まずは「電動化」、すなわちエンジン車に替わって電気自動車(EV)が普及していく動きであるが、中国が普及に向けて一気にアクセルを踏み始めた。ある銀行の予測によると、2030年の中国の自動車販売台数は3550万台で、米国の1860万台、日本の440万台を大きく引き離している。しかもEVの割合は、日米がせいぜい4~6%なのに対し、中国は29%に達するとみている。つまり1000万台を超えてしまうのだ。
変化していくのは「電動化」だけではない。「情報化」が進み、コネクテッドカーと呼ばれる常時、インターネットへ接続できる機能を備えた自動車も出てくる。また「知能化」によって自動運転が可能になる日も遠くはない。さらに「カーシェア」の登場は自動車の利用の仕組みまでも変えてしまいそうだ。しかもこれらが連動し合い、一体化して進んでいく。