ラオスの航空会社で国際事業に携わる坂田文保さん(67)の仲介で、国際環境創造協会を通じて寄贈が実現した。連絡を受けたアドヴァンスの山崎●(=にんべんに孝)蔵(こうぞう)社長は「災害時に困る水の確保に役立ててほしい」と、他社と共同でさらに浄水器6台を寄付した。
インフラ工事が各地で進むラオスでは、韓国や中国企業の進出が目立つ。そんななか、昨年12月に首都ビエンチャンに現地法人を設立したクレーン作業請負会社の「盛興業」(もりこうぎょう、神戸市灘区)は、重機を運転する技術者育成を行う計画だ。
東日本大震災の被災地で復旧工事に携わった経験がある盛(もり)満久取締役は「災害復旧には人手が必要になる。日本の高い技術を現地の人に伝えることで、力になりたい」と話している。