12日の東京株式市場の日経平均株価は反発した。世界同時株安で前日に大きく下げた銘柄に割安感から買い戻しが入った。終値は前日比103円80銭高の2万2694円66銭。ただ米国と中国の貿易摩擦など世界経済は多くの問題を抱え、市場ではなお不安心理がくすぶる。「しばらくは荒い値動きが続くだろう」(大手証券)との声も聞かれた。
最近の米長期金利の上昇傾向が懸念され、米ダウ工業株30種平均が11日まで連日で急落した。海外の投資家が損失を穴埋めしようと東京株に換金売りを出すとの観測が生じた。朝方は売り優勢で、日経平均株価は一時260円余り下げて約1カ月ぶりの安値を付けた。
ただ午後に入ると、総じて堅調だった中国の貿易統計や円高ドル安の一服が市場の警戒感をひとまず和らげ、平均株価は前日終値を上回った。
12日のアジア市場は、上海株が反発して取引を終えた。