【ビジネス解読】スマホ新機種の不振・中印後退で大台割れ、“帝国”サムスンに黄信号 (3/4ページ)

 スマホの販売が振るわなければ、世界規模で仕掛けた宣伝イベントなど販促費が重しになる。18年4~6月のスマホ事業を含むITモバイル部門は前年同期比34.2%減の2兆6700億ウォンにとどまった。サムスンは「(スマホの)高性能化が進み、価格競争が激化するなど、厳しい経営環境が続く」としており、停滞が鮮明だ。

 元来サムスンは、有機ELパネルなど最先端の部品をギャラクシーに搭載して世界販売し、半導体部門の成長につなげるビジネスモデルを得意としてきた。安定して収益を稼いできたスマホ事業の停滞が長引くことになれば、好調とはいえ市況の影響を受けやすい半導体部門への依存度が高まる。半導体部門の営業利益は全体の80%弱に達する。韓国メディアも「半導体依存が深刻になっている」と警鐘を鳴らす。

 サムスンは来年にも、画面を折り畳み、見開きで使う新スマホ「フォルダブル」の発売で巻き返しを狙うが、開発はファーウェイが進んでいるとも伝えられ、先行きは不透明だ。半導体市況が急変すれば、サムスンの成長戦略に狂いが生じる。

ある“脱落”