貿易戦争、値上げで消費者に痛みじわり 中国で物価上昇、圧力の高まり統計にも (2/2ページ)

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 値上げの動きの中で、中国自動車工業協会が今月12日に発表した9月の新車販売台数は、前年同月比11.6%減の239万4100台だった。マイナスは3カ月連続で、下落率は8月の3.8%から拡大。貿易戦争が影響したとみられる。

 物価上昇圧力の高まりは統計にも表れており、中国国家統計局が今月16日に発表した9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.5%上昇。伸び率は8月より0.2ポイント拡大し、2月(2.9%)以来の高水準だった。大雨などの悪天候が影響した食品関連価格の上昇が目立つが、貿易戦争などに起因する物価上昇が今後も続くと中国の市場関係者は予測する。

 一方、中国共産党機関紙の人民日報(電子版)は17日、「貿易戦争の悲観論は信頼できない」とする記事を掲載。中国当局は、貿易戦争による経済へのダメージを強く否定している。(三塚聖平)