【ニュースレビュー】10.14~20 海外

 ■米小売りシアーズ破綻

 米シアーズ・ホールディングスは15日、連邦破産法11条の適用をニューヨークの裁判所に申請したと発表し、事実上経営破綻した。シアーズはかつて米小売業界の首位だったが、ウォルマートやアマゾン・コムとの競争激化で、業績が低迷。店舗閉鎖が相次いでいた。

 ■米財政赤字6年ぶり高水準

 米財務省が15日発表した2018会計年度(17年10月~18年9月)の財政収支の赤字額は、前年度比17.0%増の7789億9600万ドル(約87兆円)だった。赤字額は3年連続で拡大し、12年度以来6年ぶりの高水準。法人税率の引き下げを柱とする大型減税などで赤字が膨らんだ。

 ■MS創業者アレン氏死去

 米マイクロソフト(MS)の共同創業者のポール・アレン氏が15日死去した。65歳。1975年に友人だったビル・ゲイツ氏とMSを設立。アレン氏は80年代に基本ソフト「MS-DOS」の基になる技術を、MSがシアトルの企業から買収する交渉をまとめた立役者とされる。

 ■グーグル、欧州でライセンス有料化

 米グーグルは16日、欧州で、グーグルのアプリを初期搭載したスマートフォンなどを販売するメーカーに対しライセンスを有料化すると発表した。グーグルは、アンドロイドのスマホ搭載をめぐり、EU競争法違反で制裁金を命じた欧州連合(EU)欧州委員会と係争中。

 ■USTR、対日貿易交渉を通知

 米通商代表部(USTR)は16日、日本と貿易協定締結に向けた交渉に入ると議会に通知したと発表した。自動車や農産品、サービス分野で日本の市場開放が不十分と指摘し、関税の引き下げや非関税障壁の撤廃を求める。来年1月中旬にも正式な交渉が始まる見通しになった。

 ■カナダ、娯楽用大麻解禁

 カナダは17日、嗜好(しこう)品としての大麻所持・使用を合法化した。大麻は日本では違法薬物だが、医療用に限り解禁していたカナダでは密売組織を通じて娯楽用も広く流通していた。トルドー政権は密売をなくすことにより、未成年者の入手を難しくする狙いがあると説明している。

 ■11月のEU首脳会議白紙に

 欧州連合(EU)の英国を除く27カ国首脳は17日、ブリュッセルで首脳会議の夕食会を開き、今回の首脳会議までに英国のEU離脱協定などで合意妥結するだけの進展がなかったため、来月17、18両日の臨時首脳会議の予定をいったん白紙にすることを決めた。

 ■中国成長率6.5%に減速

 中国国家統計局が19日発表した今年7~9月期の国内総生産(GDP、速報値)は実質で前年同期比6.5%増だった。伸び率は4~6月期から0.2ポイント低下し、リーマン・ショック後の2009年1~3月期(6.4%)以来、約9年半ぶりの低水準。減速は2四半期連続。