日本と欧州連合(EU)は22日、「日EUハイレベル産業・貿易・経済対話」の初会合を東京都内で開催した。自由貿易を推進するため、日EUの経済連携協定(EPA)の双方の手続きが年内に終了するよう努力することで一致した。また米国の保護主義的な政策への対応などを協議したほか、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」への対抗を視野に第3国での投資協力を進めることで合意した。
投資協力では、国際協力銀行(JBIC)と日本貿易保険(NEXI)が、欧州投資銀行(EIB)とそれぞれ業務協力の覚書に署名。さらに中国による巨額の産業補助金など世界市場をゆがめる措置を是正するため、世界貿易機関(WTO)の改革で協調していくことでも一致した。
日本は世耕弘成経済産業相と河野太郎外相、EUは欧州委員会のカタイネン副委員長が出席。ハイレベル対話は7月の日欧首脳協議で、年内の開催について合意していた。