日銀9月会合要旨 「丁寧な説明」方針共有 政策修正、分かりづらさ懸念

 日銀は5日、9月18、19日に開いた金融政策決定会合の議事要旨を公表した。前回7月会合で決めた長期金利の変動幅拡大などの政策修正に関し、複数の委員が「市場の一部には意図の分かりづらさを指摘する声もある」との懸念を表明。「副作用」に配慮しつつ、金融緩和を強力に続ける姿勢を丁寧に説明する方針を共有した。

 政策修正によって国債市場の機能が改善したかについては、何人かの委員が「取引が少なくなる夏場を挟んで2カ月程度しか経過していない」と、引き続き点検する必要があるとの見解を示した。

 収益力低下にあえぐ金融機関に対しては、何人かの委員が「現時点で金融仲介機能に支障は生じていない」ものの、経営動向を注視する必要があると指摘した。ある委員は、副作用を考慮すると金融緩和の長期化にも限界があるとし、「金融政策の時間軸について議論を深めておくべきではないか」と意見を述べた。