中国、航空宇宙ショーでステルス戦闘機デモ飛行など技術力アピール

広東省珠海市で行われた中国国際航空宇宙ショー。中国の大手軍需産業企業が参加するなどし、開催規模は過去最高となった(中国新聞社)
広東省珠海市で行われた中国国際航空宇宙ショー。中国の大手軍需産業企業が参加するなどし、開催規模は過去最高となった(中国新聞社)【拡大】

  • 殲20は轟音とともに登場し、10分近くにわたり編隊飛行を披露した(中国新聞社)

 中国空軍などが主催する「中国国際航空宇宙ショー」が、広東省珠海市で6~11日に開催され、次世代ステルス戦闘機「殲(せん)(J)20」3機によるデモ飛行や開発中の最新鋭ステルス無人偵察・攻撃機「彩虹(CH)7」の実物大モデルが公開された。

 殲20は2016年に開催された前回のショーで初公開され、今年2月に空軍作戦部隊への実戦配備が公表された。前回は2機での飛行だったが、今回は3機での編隊飛行を初披露。垂直上昇や急降下、反転などを行い飛行性能をアピールした。

 中国が自主開発し、10月に水上からの発着試験に成功した飛行艇「AG600」も公開。AG600は軍事拠点化を進める南シナ海での活用も視野に入れているとみられている。22年前後の完成を目指す有人宇宙ステーションの主要な居住棟「天和号」のモデルも展示された。

 彩虹7は、中国国有企業の中国航天科技集団が開発している。尾翼がない翼長22メートルの全翼機の外観は米ノースロップ・グラマン社の無人艦載機の試作機「X47B」と酷似しており、一部欧米メディアは中国のサイバー攻撃などで技術が盗まれた可能性を指摘している。中国の軍事産業は航空エンジン開発が弱点とされており、彩虹7の実力は不明だ。

 中国メディアによると今回のショーには40カ国・地域から700社超が参加。次回は20年11月の開催が予定されている。