フィリピン、政府主導で外国の投資誘致 中国に続き英国へ使節団

 フィリピンは、ドゥテルテ政権の主導で外国からの投資(FDI)の誘致活動を積極的に展開している。

 今年に入ってから中国・北京と東京で投資誘致説明会を財務省が行ったほか、9月末にはドミンゲス財務相を団長とする使節団が英ロンドンを訪れ、投資家向けのPRに努めた。フィリピンの現地経済紙ビジネス・ワールドが報じた。

 ロンドンでは、フィリピンの予算・通貨・財政部門の行政改革について説明。さらに、インフラ、エネルギー、観光に焦点を当て、マニラの後継と目されるニュー・クラーク・シティー首都プロジェクトにも言及したという。

 フィリピンにとって英国は経済パートナーとしての存在感を高めたい相手だ。フィリピン中央銀行のデータによると、英国からのFDIは2018年上半期が3637万ドル(約41億円)で拡大している。またフィリピン統計庁のデータでは、今年1~7月にフィリピンから英国への輸出額が3億1594万ドルで前年同期比5.1%増だった。英国からフィリピンへの輸入額も同22.9%増の3億5281万ドルと伸びた。

 使節団には、ペルニア国家経済開発相兼社会経済計画相、ジョクノ予算管理相、ロペス貿易産業相、トゥガデ運輸相とドゥテルテ政権の主要閣僚が顔をそろえたほか、民間からも有力銀行の副頭取が参加するなど、官民挙げての投資誘致を行った。(シンガポール支局)