大阪での開催を目指す2025年国際博覧会(万博)は「いのち輝く未来社会のデザイン」がテーマだ。大阪湾の人工島・夢洲で広さ155ヘクタールの敷地に会場を整備。人工知能(AI)や拡張現実(AR)など先端技術を駆使し、健やかな「未来社会の生活スタイル」を体験できる展示やイベントを検討している。
日本政府がまとめた基本構想では、モノのインターネット(IoT)を活用して来場者が健康状態を手軽に確認できる。混雑してもストレスを感じず快適に万博を楽しめるよう、情報通信技術(ICT)で会場運営の効率化を図り、パビリオン前の行列をなくす試みも想定している。
会場には中心となる建物を置かず、パビリオンや広場は分散した配置に。誘致委員会が公開したコンセプト映像では、案内板は空中に表示され、ロボットが道案内をする様子もある。
先端技術が競って披露されるにぎやかな「実験場」(松井一郎大阪府知事)になりそうだが、詳細の検討はこれから。誘致委員会の担当者は「科学技術は飛躍的に進歩する。7年後にどんな技術が出てくるか想像がつかない」と話している。
関西は京都大iPS細胞研究所(京都市)など、研究機関や製薬会社が多い。
松井知事は「ライフサイエンスの拠点」として世界に売り込みたい考えだ。