VW、費・排ガスで新たな不正 検査の7.5% 14車種・83件 (1/2ページ)


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 フォルクスワーゲン(VW)グループジャパン(愛知県豊橋市)は5日、自動車の完成時に実施する燃費や排ガスの抜き取り検査で無効とすべき事案を有効と処理する新たな不正が、主力車ゴルフなど14車種で83件あったと発表した。抜き取り検査をした全体の7.5%に当たる。国土交通省には4日に報告し、四半期ごとに再発防止策の実施状況を報告するよう指導を受けた。リコール(回収・無償修理)は届け出ない。

 VWグループでは2015年に欧州で、ディーゼル車に違法なソフトウエアを搭載して排ガス基準を満たしていた問題が発覚しており、体質改善が進んでいないことが浮き彫りになった。VWグループジャパンのティル・シェア社長は5日、東京都内で記者会見し、「顧客に大変な心配を掛け、心からおわび申し上げる」と陳謝。原因は人為的ミスで「改竄(かいざん)や意図的な見過ごしではない」と釈明した。

 ドイツと南アフリカの計2工場で12~18年に実施した1113件の抜き取り検査結果を見直した際、決められた速度や室内湿度を守らず検査を実施し、測定結果を「無効」と入力しないまま記録した不正が見つかった。

 不正は、いずれの測定結果も適切に処理された結果の数値と同等の範囲内にあり、燃費や排ガスの公表値が変わることはないとしている。再発防止についてはシステムの自動化などで対応する。

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