「小惑星ハンター」吉川真氏、大胆任務主導と英科学誌 (1/2ページ)

会見する吉川真・宇宙航空研究開発機構(JAXA)准教授=18日、東京都千代田区(草下健夫撮影)
会見する吉川真・宇宙航空研究開発機構(JAXA)准教授=18日、東京都千代田区(草下健夫撮影)【拡大】

  • 英科学誌ネイチャーの「今年の10人」に選ばれ、取材に応じる吉川真・宇宙航空研究開発機構(JAXA)准教授=18日、東京都千代田区(草下健夫撮影)

 英科学誌ネイチャーの「今年の10人」の1人に選ばれた小惑星探査機「はやぶさ2」チームの吉川真(まこと)宇宙航空研究開発機構(JAXA)准教授(56)。同誌は20日付の最新号で「小惑星ハンター」の見出しを付けて掲載し、「宇宙の岩から物質を採集する大胆な任務を主導する天文学者」と紹介した。

 吉川氏は、はやぶさ2の計画を統括するプロジェクトマネージャを務めた後、ミッションマネージャとしてチーム内や各国との協力のための調整や、普及活動に尽力している。

 選出について「私個人より、はやぶさ2に注目してもらえたのだろう。日本の科学技術を世界に知ってもらうきっかけになればうれしい」と話す。「海外への情報発信に努めており、それも選ばれた要因かもしれない」と付け加えた。

 吉川氏は栃木県生まれ。小学生のときに両親に買ってもらった天体望遠鏡をのぞき、土星の輪や月の美しさに魅了されて宇宙に関心を抱いた。東京大の天文学科に進学し、小惑星の軌道計算や地球衝突の危険性に関する研究に注力してきた。小惑星の物質を初めて地球に持ち帰った初代「はやぶさ」でもチームの中心メンバーとして参加した。

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