米中、摩擦解消へ着地点模索 次官級貿易協議、妥結目指し交渉加速

米中貿易摩擦をめぐる経過
米中貿易摩擦をめぐる経過【拡大】

 米中両政府が北京で開いた次官級貿易協議は最終日の2日目を迎えた。摩擦解消に向け、中国経済の構造改革や両国間の貿易不均衡の改善策を話し合った。2日間の協議を踏まえて今月中にも閣僚級協議を開き、3月1日の期限までの妥結を目指し、交渉を加速させる。

 米交渉団にはゲリッシュ通商代表部(USTR)次席代表やマルパス財務次官らが参加。中国側は王受文商務次官が出席し、中国による知的財産権の保護強化や、米国からの輸入拡大に向けた具体策を協議したとみられる。

 次の段階となる閣僚級協議では劉鶴副首相らが訪米し、USTRのライトハイザー代表らと調整を進める見通し。

 昨年7月から両国は互いの輸入品に追加関税を課す制裁措置と報復を繰り返しており、企業の業績を圧迫し始めている。貿易摩擦の影響を受けて中国では景気が減速しつつある。米国でも経済の先行きへの不安から株価が乱高下している。

 貿易をめぐる米中間の主張の溝は依然深いものの、経済情勢を安定させるために合意を急ぐ機運が高まっている。貿易摩擦の解消に向けて両国は、双方が納得できる着地点を模索している。(北京 共同)