GDP速報値、実質年率1.4%増 2四半期ぶりプラス成長

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 内閣府が14日発表した平成30年10~12月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は、物価変動を除く実質で前期比0.3%増、このペースが1年間続くと仮定した年率換算で1.4%増だった。プラス成長は2四半期ぶり。自然災害が相次いだ7~9月期の反動増で個人消費や設備投資が回復したが、中国をはじめとするアジア向けなどで輸出は伸びを欠いた。

 項目別では、個人消費が前期比0.6%増と2四半期ぶりのプラス。自然災害からの反動増で飲食や宿泊施設のサービスが増えたほか、自動車も好調だった。生産用機械などが伸びた設備投資も2.4%増で、2四半期ぶりのプラスだった。住宅投資は2四半期連続のプラスとなる1.1%増。4~6月期に着工された新築住宅の工事の進捗(しんちょく)状況が反映された。

 また輸出は、自然災害からの反動増で自動車輸出が回復するなどし、0.9%増と2四半期ぶりのプラスとなった。しかし海外経済の失速を背景に、半導体などでは、7~9月期の落ち込みを取り戻すまでには至らなかった。輸入は2.7%増で2四半期ぶりのプラス。国内景気の回復で携帯電話などの輸入が拡大した。

 景気実感に近い名目GDPは0.3%増、年率換算で1.1%増と2四半期ぶりのプラスとなった。

 同時に発表した30年のGDPは実質値が前年比0.7%増で7年連続のプラス成長。名目値は前年比0.6%増の548.5兆円で、過去最大を更新した。