【生かせ!知財ビジネス】IPlytics 日本の幅広い顧客層狙う (1/2ページ)

日本市場への期待を寄せる、独IPlyticsのティム・ポールマンCEO
日本市場への期待を寄せる、独IPlyticsのティム・ポールマンCEO【拡大】

 □ドイツ発スタートアップIPlytics

 ドイツ発の知財関連スタートアップ企業、IPlytics(ベルリン)は、特許・技術関連情報をいち早く分析するためのプラットフォーム「IPlytics Platform」のサービスを世界で展開している。同社は企業の特許出願規模などを基に検討した結果、日本が顧客の3分の1を占めるようになる潜在力ある市場だとみており、現在、日本での顧客開拓を進めている。

 同社のティム・ポールマン最高経営責任者(CEO)は「大規模な(特許・技術)ポートフォリオを有する大企業はもとより、コンサルティング会社や調査会社、ベンチャーキャピタルなど、できるだけ狙う顧客層の幅を広げながら販売していく」考えだ。

 同社の設立は2012年。前職が企業コンサルタントだったポールマンCEOは、企業には新技術と市場とのつながりに関する情報に対して高いニーズがあることを痛感。デジタル化された膨大な情報を素早く分析できるサービスを作りたいと起業した。

 日本の知財情報分析では近年、経営戦略的な観点を重視した「IPランドスケープ」が話題だ。一方、IPlytics Platformは、クラウドベースのツールでインターネットとブラウザーがあれば、あらゆる観点から分析できるのが売りだ。データベースは、世界の特許9000万件、論文6000万件、企業300万件に加え、標準規格400万件、標準必須特許28万件のほか訴訟、スタートアップ企業などの情報をそろえた。

続きを読む