海外情勢

ハロッズ模倣看板、インド乱立 英の本家は提訴せず

 インドでは、「ハロッズ」の看板がアパレル店からミシン販売店まで国内の至る所で目につく。しかし、本家の英ロンドン高級デパート「ハロッズ」は、これに対して大人の対応ぶりで、商標権を争う訴訟を起こすなど時間の無駄をしない構えだ。現地紙タイムズ・オブ・インディアなどが伝えた。

 ハロッズのマイケル・ウォード社長はインドのニューデリーで「模倣はお世辞の最も誠実なかたちで表現したもの。それをするのを止めることはできない」とインドのお国柄に配慮した洒脱(しゃだつ)な発言をした。

 しかし、他の外国ブランドは模倣を軽視していない。代表的なのが、米シアトルに本社を置くスターバックスの事例だ。同社は2018年7月、インドのコーヒーチェーン「サーダーバクス」を訴えた。スペルは違っても、発音が韻を踏んだものであり、インドなまり英語の発音ではほぼ同じだという。

 ハロッズの対応はスタバと異なり、ウォード社長は「ハロッズの名がインドで古くから知られているのはいいことだ」としている。一方、中国・上海へのハロッズ進出の噂についてはコメントを拒否した。(シンガポール支局)

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