
フィリピンの首都マニラで、関係者らに運ばれる高山右近の像=2018年12月(共同)【拡大】
城壁に囲まれたイントラムロス内には、右近が入場した門や、最初に遺骨が安置されたと伝わる教会などがある。観光省はこうしたゆかりの場所に説明書きや道案内の看板を設置、観光客が歩いて見て回れるよう、周遊コースを整備する。
右近はかつて仕えた豊臣秀吉のバテレン追放令でも信仰を捨てなかった。観光省のアラバド次官補は「世界中の人に、財産や地位を捨てても信仰を守り抜いた強い日本人の存在を知ってほしい」と期待している。(マニラ 共同)