さらに、プラごみ問題について、微生物で分解される機能を持った素材製品の開発とともに、プラごみを減らす重要性に言及。国内のレジ袋の有料化については、レジ袋の定義や中小企業への対応なども含め、対策を早急に進めるとした。
プラごみ問題をめぐっては、午後からの環境分野のセッションでも、原田義昭環境相が国際枠組みの構築を提案し、各国の賛同を得た。
エネルギー分野では、イラン沖ホルムズ海峡近くで日本の船舶を含むタンカー2隻が攻撃を受けた事件に絡み、世耕氏が「世界のエネルギー安全保障の観点から、国際社会が協力して対応することが必要」と訴えた。
また、世耕氏は米エネルギー省幹部、欧州委員会エネルギー担当委員と会談し、水素技術の開発加速で協力を進めるとの共同宣言をまとめた。宣言では水素普及の課題である製造コスト低減に向け、情報共有や共同研究などを進める。