国内

「一帯一路」で12カ国が債務負担増大 世銀報告書

 世界銀行は18日、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」に関する報告書を公表した。構想に関係する国のうち12カ国では、中期的に対外債務の返済負担増大に苦しむとの見通しを示したほか、「一帯一路は透明性に欠ける」と指摘した。

 一方、構想が完全に実行された場合、アジアから欧州、アフリカにかけての貿易が活発化し、3200万人が貧困から脱却し得るとの試算も示した。

 一帯一路をめぐっては、中国がインフラ建設のために巨額の融資を行い、返済に窮した国の施設を差し押さえる事態が問題化している。スリランカは南部の港湾の運営権を中国に奪われた。(共同)

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