海外情勢

ウイスキー事業 売上比率30%へ 比エンペラドール

 フィリピンのブランデー最大手エンペラドールは、ウイスキー事業の売上比率を向こう5年で30%に拡大する。フィリピン経済紙ビジネスワールドが伝えた。

 エンペラドールのブランデー事業は18年、売り上げの72%を占めた。ウイスキー事業が占める割合は28%だった。同社のウィンストン・コー社長兼最高経営責任者(CEO)は「(売り上げで)ウイスキーの比率を上げることを計画している。グローバル戦略を適切に実行すれば、ブランデーのようになる」と自信を示した。

 同社はこれまでにインドのユナイテッド・スピリッツから、高級スコッチブランド「ホワイト・アンド・マッカイ」を買収し、現在100カ国以上で展開している。コー氏はまた、「フィリピンは成長を続ける中産階級の豊かさで大きく変化し、消費の状況も変わっていくだろう」と述べ、高付加価値商品を増やしていく考えを示した。(シンガポール支局)

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