海外情勢

ヤンゴンのごみ処理に一役 福岡市が技術協力 ミャンマー初

 経済発展によりごみの量が増え続けるミャンマー最大都市ヤンゴンでこのほど、福岡市と福岡大学が共同開発した技術を使った埋め立て場改修の開始式典が行われた。日本の技術を活用した埋め立て場の整備はミャンマーで初めて。

 対象となる埋め立て場は100ヘクタールと同国最大規模で、1日当たり1500トンのごみが運ばれる。ヤンゴン市によると、昨年4月に野積みしたごみから発生したガスが引火して1カ月続く火災が発生。煙害で呼吸疾患の患者も出る惨事となり、姉妹都市関係を結ぶ福岡市が技術協力を申し出た。

 日本の無償資金協力で約6億円を投じる。今回採用される埋め立て技術は「福岡方式」と呼ばれ、ポリ塩化ビニール製のパイプをごみの山に立てて通気性を良くして、微生物によるごみの分解を促進する仕組み。火災を起こすガスや悪臭、汚水の発生を抑制する。2年かけて整備する計画だ。新規開発の埋め立て場もこの技術を使う方針。

 式典で中村英一副市長は「未曽有の大火災を再び起こさないために力を尽くしたい」とあいさつ。ヤンゴンのマウン・マウン・ソー市長は「ごみ問題解決は必須の課題。経験を持つ福岡との協力は新たなステップになる」と述べた。(ヤンゴン 共同)

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