株価・外為

電力先物取引が試験上場

 東京商品取引所(東商取)は17日、電気料金の将来の価格を予測して売買する電力先物を試験上場し、取引を開始した。午前8時45分の取引開始直後から、海外投資家とみられる大口の売買が成立するなど、無難なスタートとなった。

 電力は天候によって需給が大きく変動するため価格変動のリスクが大きい。新電力などが電力先物の取引を活用して変動リスクを回避できるようになれば、消費者にとって電気料金の安定化につながることが期待される。東商取は、3年間の試験上場中に取引実績を積み上げ、本上場への移行を目指す考えだ。

 電力先物が売買対象とするのは1カ月ごとの電力の月間平均価格で、限月は15カ月先までの15種類。1日24時間の電力価格を対象とする「ベースロード」と電力利用の多い午前8時から午後8時までの「日中ロード」を東日本、西日本について4商品で構成する。

 取引開始直後に東商取の浜田隆道社長は、「サウジアラビアの石油施設攻撃で原油価格が急騰した影響で、相場の見通しがたたず、売買が成立しないかと心配だったが、無事にスタートできた。電力市場の健全な発展に向け、電力先物をじっくり育てたい」と、報道陣に語った。

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