国内

科学的に安全性証明なら原発処理水「大阪湾で受け入れ」 大阪・松井一郎市長

 東京電力福島第1原発で増え続ける汚染水浄化後の処理水の放出をめぐり、大阪市の松井一郎市長は17日、科学的に安全性が証明されれば「大阪湾での放出を受け入れる」との考えを示した。市役所で記者団に語った。

 処理水は、福島第1原発の敷地内にタンクに入れた状態で保管されているが、3年後には設置スペースがなくなるとされ、原田義昭前環境相が今月10日、「思い切って(海洋に)放出して希釈する他に選択肢はない」と述べていた。

 原田氏の後任である小泉進次郎環境相は、処理水問題について「(環境省の)所管外」だとしているが、松井氏は「難しい問題を正面から受け止めていない。残念だ」と批判し、「国民に理解を求めるよう対応を進めてほしい」と求めた。

 さらに「処理水は海の環境や人体に影響ない、ただの水」との見解も示し、「海洋放出を進めてほしい」と話した。

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