国内

米資金供給、3週間継続 FRB、市場不安に対応

 ニューヨーク連邦準備銀行は20日、少なくとも10月10日までの約3週間、金融市場に資金供給を継続すると発表した。現金需要が高まる四半期末を控え、市場の不安を鎮める狙いがある。米国では多くの要因が重なって銀行が保有する現金が不足気味になり、短期金利が一時急騰。同連銀は20日まで4日続けて資金供給し、金利抑制に躍起だ。

 同連銀は米連邦準備制度理事会(FRB)の中で金融調節の実行を担い、米国債などを担保に銀行に現金を貸し出す形で資金を供給。10月11日以降は必要に応じて実施する。こうした資金供給はリーマン・ショックが起きた2008年以来。

 ただ、この措置は緊急避難的な方策のため、FRBは10月下旬の連邦公開市場委員会(FOMC)で米国債の買い増しを検討する。(共同)

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