週明け２４日の東京株式市場は、貿易摩擦をめぐる米中協議の進展を期待する買い注文が強まり、日経平均株価は３営業日続伸した。３月期決算企業から９月中間配当や株主優待を受け取るため、権利を確保する買いも相場を支えた。終値は前週末比１９円７５銭高の２万２０９８円８４銭で約５カ月ぶりの高値を付けた。
ただ米中協議が合意に達するかどうかには不安も根強かった。慎重姿勢も目立ち、午後は上げ幅を縮めた。
米中両政府は１９、２０日に米ワシントンで次官級協議を開催。さらにムニューシン米財務長官が２３日、再来週に閣僚級を開催する見通しを示したことで、協議が格上げになったとして、ひとまず安心感が広がった。