国内

米景況指数10年ぶり低水準 トランプ氏、FRB批判

 米サプライ管理協会(ISM)が1日発表した9月の製造業総合景況指数は47・8と前月から1・3ポイント低下し、2009年6月以来、10年3カ月ぶりの低水準となった。中国との貿易摩擦や世界経済減速が米製造業を直撃。製造業の景気拡大・縮小の分岐点となる50を2カ月連続で下回った。

 トランプ大統領は1日、ツイッターへの投稿で「米連邦準備制度理事会(FRB)とパウエル議長がドル高を容認してきたから、われわれの製造業に悪影響が出ている。政策金利が高すぎる」と批判し、大幅な利下げを改めて要求した。米金融市場では、年内追加利下げ観測が強まった。

 総合景況指数は市場予想の50・1を大きく下回った。指数を構成する項目のうち「生産」や「雇用」などが前月から低下した。9月は18業種中、業況が縮小したのは「衣料・皮革製品」「印刷関連」「木製品」などの15業種に上った。(共同)

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