文氏や政権側が「国民の声」というのは9月28日のデモが念頭にある。チョ一家への捜査がやりすぎだとの批判を受け、検察に「節制」を求めた文氏の発言が27日に発表されたこともあり、文氏支持層がソウル中央地検周辺に集結。「チョ・グク守護」と検察糾弾を訴えた。主催者発表の200万人は誇張とみられるが、2016年に朴槿恵(パク・クネ)前大統領の退陣を求めたデモ以来の規模となり、文氏支持層の結束力を見せつけた。
朴被告を捜査した当時、尹氏を英雄視した文支持層が、今度は尹氏の罷免を叫ぶ皮肉な状況を生んだ。
デモを主導した「検察改革司法積弊清算汎国民市民連帯」は当初、日本の輸出管理厳格化に抗議して結成された組織だ。複数の韓国紙によると、文氏支持層を中心に、日本とのけんかは引き受けるという意味で「闘犬国民運動本部」と名乗り、日本製品の不買や「NO 安倍」を訴えてきたが、チョ氏の疑惑が拡大すると、同連帯を称してチョ氏擁護デモにくら替えした。