国内

「産学連携のモデルに」 吉野氏、経産相に報告

 今年のノーベル化学賞に決まった旭化成の吉野彰名誉フェロー(71)が18日、経済産業省で菅原一秀経産相と面会し、受賞を報告した。吉野氏は「産業界との産学連携で一つのモデル例になればいい」と述べた。

 報告を受けた菅原氏は「多くの後進の励みになる。これからも二人三脚で経産省にご指導いただけたら」と応じた。開発の苦労を問われた吉野氏は「すごくいっぱいあるが、一番は新しいものが世の中に出てもなかなか売れないこと」と振り返った。

 次の目標については「リチウムイオン電池と人工知能(AI)などの新しい技術を融合して、地球環境問題に対する答えを出していきたい」と抱負を語った。「産業の発展と環境は矛盾せず、両立が必要だ」と強調した。

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