国内

経産トップ辞任で政策停滞も 11月にRCEP閣僚会合

 有権者への贈答といった数々の疑惑を受け、菅原一秀経済産業相が25日、辞表を提出した。来月には東アジア地域包括的経済連携(RCEP)妥結に向けた閣僚会合が控えているほか、関西電力の金品受領問題への対応も道半ば。突然のトップ辞任で経産省が進める政策が停滞する恐れもある。

 2013年から始まったRCEP交渉は、11月4日にバンコクで開かれる首脳会合での妥結を目指し関係者が最終調整の真っ最中だ。

 関電の金品受領問題も懸案の一つだ。菅原氏は問題発覚した当初から「事実関係を徹底解明して、厳正に処する」と強調。電気事業法に基づき関電に報告を命じるなど厳しい姿勢で臨んでいた。ただ今回、菅原氏自身が有権者との金品が絡んだ疑惑を報じられた末での辞任劇となった。

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