国内

「被災地支援は待ったなし」梶山弘志経済産業相が就任会見

 --優先すべき課題は

 「一連の台風で被害を受けた被災地の生活支援、中小企業の早期の事業再開は待ったなしの課題だ。被災地域の復興に向けてできることはすべてやる」

 --関西電力幹部の金品受領問題については

 「電気事業という公益事業を担い、そして世界からの信頼関係の上に事業を行うべき電力会社の役職員が長年にわたって、不透明な形で金品を受領していたのは大きな問題。信頼が崩れてきている。報告を踏まえ、厳正に対処していく」

 --東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の閣僚会合がまもなく開かれる。どう臨むか

 「広域経済圏の創設だけでなく、『自由で開かれたインド太平洋』の実現のためにも大きな意味がある。(年内妥結に向け)交渉をリードできるよう、残された課題の調整など積極的に取り組みたい」

 --韓国への半導体材料の輸出管理の厳格化は世界貿易機関(WTO)協議に進展している

 「軍事利用されないよう輸出管理を適切にしたが、WTOの協定違反と提訴された。その指摘はまったくあたらない。日本の立場をしっかり主張していく」

 --原発政策に厳しい目が向けられている

 「省エネ、再エネの導入を最大限進めて、原発依存率をできるだけ減らすという政府の方針に変わりはない。再エネの推進に向けての障害の克服や、技術開発など、ベストミックスを真剣に考えていく」

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