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パキスタン、暑さ和らぐレモンソーダ

 パキスタンの首都イスラマバード近郊ラワルピンディでは、レモンソーダの露店が人気だ。やや塩気があり、さっぱりとした味わい。蒸し暑い夜には、一時の涼を求めて多くの人が買い求めている。

 「パン、パン、パン」。アミール・ハムザさんの露店から、ソーダ水の瓶の蓋を次々と開ける音が響いてきた。搬送用ケースに瓶を入れたまま栓抜きを素早く動かし、威勢のいい音で通行人の気を引く。

 幹線道路沿いにあるハムザさんの店は、ラワルピンディでは一番の老舗とされている。「祖父が作り上げた味を大切にしている。同じ味と言われるとうれしいんだ」。ハムザさんは12歳の頃から家業を手伝ってきた。

 プラスチック製のコップに氷と塩、レモンシロップを入れ、ソーダを注げば完成だ。1杯50パキスタンルピー(35円)で、1日に1000杯ほど売れるという。

 ラワルピンディは夏場、じめじめとした気温30度以上の日が続く。1990年代以降、レモンソーダの露店ができ、人気となった。近年は映画スターやクリケット選手も訪れる。

 停電が頻発して屋内も暑いため、夕食後に家族や友人と外に出てレモンソーダを楽しむ人が多い。店も夜から未明にかけて営業している。

 友人2人と店先で飲んでいた地元の大学生、シャヒール・シャフィグさんは「毎日のように通っている。飲むと火照った体がひんやりしてリフレッシュするんだ」と話していた。(ラワルピンディ 共同)

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