海外情勢

アラムコ1兆ドル上場承認 サウジ当局 時価総額世界最大級に

 サウジアラビアの証券当局は3日、国営で世界最大の石油企業サウジアラムコの新規株式公開(IPO)を承認したと発表した。アラムコは国内に続き国外で上場する方針。企業価値は1兆~2兆ドル(約108兆~216兆円)とされ、時価総額1兆ドル前後で世界最大の米アップルやマイクロソフトを抜く可能性がある。

 上場時期は明らかではないが、12月との報道がある。国外上場先の選定に関心が集まっており、候補に挙がっている東京証券取引所が選ばれるかどうかも注目される。

 アラムコの株式上場はサウジのムハンマド皇太子が進める経済改革の柱。皇太子は調達した資金を石油依存から脱却するための投資に充てるとしている。

 皇太子は2016年にアラムコ上場方針を表明。その後、国内外での上場を模索してきたが、順調には進まなかった。石油施設が9月に攻撃を受け生産の一部を停止したことも響いたもようだ。サウジ地元メディアによると、12月11日からサウジの証券取引所で取引が始まる見通し。

 サウジ政府などは一時、国内外での同時上場も視野に入れていたが、国外取引所の情報開示基準の厳しさもあって国内上場を先行実施。国外はニューヨークやロンドン、香港が候補とされる。東証はいったん外れたが、8月に米紙が再浮上したと伝えた。(ロンドン 共同)

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