13日午前の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落した。前日に約1年1カ月ぶりの高値水準に達した反動で、割高感が意識され、売り注文が優勢になった。一時100円超下落した。
午前10時現在は前日終値比155円96銭安の2万3364円05銭。東証株価指数(TOPIX)も5・63ポイント安の1704・04。TOPIXは前日終値まで6営業日連続で年初来高値を更新していたが、13日はさえない動きとなった。
令和元年9月中間決算は製造業を中心に減益が目立っている。業績と比べて株価が高くなり過ぎたとの警戒感を背景に、ひとまず利益を確定する売りが広がった。
米中貿易協議の先行き不透明感から円相場はやや円高ドル安傾向となり、輸出関連銘柄の収益回復期待を弱めた。一方、12日の米国市場はナスダック総合指数が過去最高値を更新するなど総じて堅調な展開で、東京市場の支えとなった。