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冬のボーナス、2年連続で最高更新 経団連第1回集計 平均96.4万円

 経団連は14日、大手企業の冬のボーナスの妥結額の第1回集計が昨冬より1.49%多い96万4543円で、2年連続で過去最高を更新したと発表した。昨冬が1959年に調査を始めて以来の過去最高だった。

 第1回集計は、春季労使交渉で夏・冬のボーナス(一時金)を合わせた年間協定の企業が中心で、今春時点の好調な企業業績が反映されたほか、人手不足対策もある。

 支給額は2015年から5年連続で90万円を超えた。2019年9月中間連結決算では製造業の下方修正も相次ぐ。12月下旬の最終集計では、足元の業績に連動した回答が増えて支給額が下がる可能性もあるが、経団連は「水準は下がるが、引き続き90万円前後の高水準が見込まれる」と見込む。

 妥結額でみると、最も高いのは建設の172万3818円、自動車の102万3057円、造船の92万3円の順。

 調査対象は東証1部上場の主要21業種の大手251社。このうち、12業種、82社から回答を得た。

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