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「万博以後も関西経済の発展を」 関西同友会代表幹事に日生の古市氏

 関西経済同友会は26日、来年5月で任期満了となる池田博之代表幹事(59)=りそな銀行副会長=の後任に、日本生命保険の古市健副会長(65)を内定したと発表した。5月に開催の理事会を経て就任する。古市氏は同日、大阪市内で記者会見し、「2025年(の大阪・関西万博)以後に向け布石を打ちたい」などと抱負を述べた。

 関西同友会など関西財界は大阪万博での資金面での支援に取り組んでおり、すでに当初目標だった約200億円の確保にめどが立っている。ただ、万博終了後の景気の落ち込みなどが懸念されており、古市氏は万博後も関西経済の持続的な成長に向け力を注ぐ考えを示した。古市氏にバトンタッチする池田氏は「古市氏は海外経験が豊富。関西をグローバルに発信できる」と期待を寄せた。

 古市氏は日本生命で副社長などを歴任し、平成28年に副会長に就任。関西同友会では常任幹事のほか「人生100年時代委員会」の委員長を務める。

 代表幹事は2人制。任期は1年だが2年が慣例で、2年目となる深野弘行代表幹事(62)=伊藤忠商事専務理事=とコンビを組む。

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