海外情勢

新START延長で隔たり 米ロ外相、中国関与巡り

 ポンペオ米国務長官は10日、訪米したロシアのラブロフ外相と会談した。会談後、ラブロフ氏は2021年2月に期限が切れる米ロの新戦略兵器削減条約(新START)の延長を提案したと説明。一方、ポンペオ氏は中国を加えた軍縮交渉が必要だと訴え、米ロだけでの延長には慎重姿勢を見せるなど両者の隔たりは埋まらなかった。

 ラブロフ氏のワシントン訪問は17年5月以来。トランプ大統領もホワイトハウスでラブロフ氏と会談し、中国を交えた軍縮交渉を重視する考えを伝えた。

 米ロ間では中距離核戦力(INF)廃棄条約が8月に失効し、戦略核兵器の配備数を史上最低水準にまで制限した新STARTが唯一の軍縮・軍備管理条約として残っている。(共同)

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