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宮城県産黒毛和牛 DNA型不一致問題 県が獣医師を刑事告発 虚偽報告で 

 宮城県石巻市の60代の男性獣医師が人工交配して生まれた県産黒毛和牛30頭のDNA型が、血統書に記載された父親のDNA型と一致しなかった問題で、県は24日、家畜改良増殖法違反(虚偽報告)の罪で獣医師を県警に刑事告発した。

 この問題をめぐり、県は5月、同法に基づき獣医師を立ち入り検査。人工交配した際の台帳の管理状況などについて報告を求めてきた。獣医師は「暗い中で作業していて精液を取り違えた」などと故意性を否定していたが、県は獣医師が10月3日付で作成した報告書に虚偽が認められたとして、告発に踏み切った。

 全国和牛登録協会が昨年、獣医師が人工交配し秋田県で飼育されていた繁殖用雌牛から受精卵を採取するためにDNAを検査したところ不一致が判明。獣医師が交配して生まれた牛のうち、生存する258頭のDNAを検査したところ、30頭が不一致だった。

 県農政部の佐藤夏人部長は「県の肉用牛生産の信用を根底から揺るがしかねない出来事。人工授精師や獣医師が適切に人工授精業務を実施するよう指導の徹底を図っていく」とのコメントを出した。

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