海外情勢

中銀がデジタル通貨実験 スウェーデン年明けから 競争激化へ

 スウェーデンの中央銀行は23日までに、コンサルティング大手アクセンチュアと組み、デジタル通貨「e-クローナ」の実験運用を始めると発表した。年明け以降、実験環境下で機能するかどうか運用し、技術的な可能性への理解を深めることを目的とする。

 スウェーデン中銀はデジタル通貨の研究が先行しているとされる。世界では中国人民銀行や欧州中央銀行(ECB)も力を入れており、2020年は競争が一段と激しくなりそうだ。

 スウェーデン中銀の発表によれば、スマートフォンなどを用いてデジタル通貨の支払いを可能にするようなシステムを開発。決済サービス業者や小売店が実験に参画する。プロジェクトの期間は20年12月末まで。延長して内容を深めた実験をすることも可能という。

 スウェーデン中銀は「まだデジタル通貨を発行すると決めたわけではない」と説明している。

 各国・地域の中銀は、米フェイスブックによる暗号資産(仮想通貨)「リブラ」が通貨発行権などを脅かしかねないと警戒感を強める中、送金や決済のコスト削減といった利便性向上のため、公的なデジタル通貨発行の可能性を模索している。(ロンドン 共同)

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