26日の東京株式市場は、好業績期待の銘柄に買いが入り、日経平均株価は反発した。米中貿易摩擦への懸念が和らいだことで市場心理は改善したが、一方で新規の取引材料に乏しく様子見姿勢もみられた。終値は前日比142円05銭高の2万3924円92銭。東証株価指数(TOPIX)は9.78ポイント高の1731.20。
この日が12月が決算期や中間決算の時期となっている企業の配当や株主優待の権利を得られる最終売買日だったことも、株価を押し上げた。海外の主要市場がクリスマス休暇で休場となる前に出ていた投資家の利益確定売りは一巡し、この日の株価への影響は限定的だった。ただ新規の材料に乏しく積極的な取引は手控えられ、午後に入ると高値圏で小幅な値動きが続いた。